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皆さんこんにちは!
千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家の
成田農産合同会社、更新担当の富山です。
「さつまいもは痩せた土地でも育つ」とよく言われます。
確かに生命力の強い作物ですが、美味しくて形の良い芋をつくるには、やはり 土づくりが基本中の基本 です。
さつまいもに向いているのは「砂壌土」。ふかふかで通気性があり、水はけが良い土です。
硬い土 → 芋が曲がったり、分かれてしまう。
栄養過多 → ツルばかり伸び、肝心の芋が太らない。
つまり「適度に栄養があり、柔らかく、水はけが良い土」が理想的な条件です。
苗を植える前には、入念な準備が必要です。
深耕:畑を深く耕し、空気を含ませて根の張りを良くする。
石や根の除去:障害物を取り除き、芋がまっすぐ育つ環境を整える。
畝立て:高畝にすることで、水はけを確保し、雨が続いても根腐れを防ぐ。
これらの準備を丁寧に行うことで、健康なさつまいもが育つ土壌が完成します。
近年は「環境にやさしい農法」への関心も高まっています。
堆肥の利用:落ち葉や家畜のふんを発酵させた堆肥を混ぜ、土を柔らかくする。
有機物の補給:微生物の活動が活発になり、土の栄養バランスが自然に整う。
農薬削減:強い土を作ることで病害虫に負けにくくなり、農薬に頼らない栽培が可能に。
このような工夫が、美味しくて安全なさつまいもを育てることにつながっています。
「良い土は良い作物を育てる」という言葉があるように、土づくりは農業の根幹です。
農家は畑の状態を五感で感じ取り、代々受け継がれてきた知識と経験を活かしながら、毎年の土づくりに取り組んでいます。
さつまいもは土の力を素直に反映する作物。だからこそ、農家は土と真剣に向き合うのです。
「栽培の基本サイクル」と「土づくり」は、さつまいも農家の仕事を知る上で欠かせない要素です。
春 → 苗の植え付け
夏 → 生育管理
秋 → 収穫
冬 → 貯蔵・出荷
そして、そのすべての基盤となるのが 土づくり。
土と向き合い、季節のリズムを大切にすることで、美味しいさつまいもが私たちの食卓に届いているのです。
次回もお楽しみに!
千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家です。
お気軽にお問い合わせください。
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皆さんこんにちは!
千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家の
成田農産合同会社、更新担当の富山です。
さつまいもの栽培は、単に苗を植えて収穫するだけではありません。
農家の一年は、春の苗植えから始まり、夏の生育管理、秋の収穫、冬の貯蔵と出荷まで、きっちりとしたサイクルで動いています。
まるでリズムを刻むように、この流れを守ることが美味しい芋づくりにつながります。
春は、畑がにぎやかになる季節です。
冬の間に準備してきた畑に、いよいよ苗を植え付けます。
畝立て:まず土を高く盛り上げて畝をつくります。水はけを良くし、根が伸びやすい環境を整える大切な工程です。
マルチ張り:黒いビニール(マルチシート)を畝にかぶせ、土の温度を保ち、雑草を防ぎます。
苗挿し:ツルからとった苗を、斜めに差し込むように植えます。挿し方によって芋の形が変わるため、農家の経験と勘が光る瞬間です。
植え付け直後は根が弱く、水分を欲しがるため、しっかり水やりを行います。
ここで苗が元気に根付くかどうかが、その後の生育を大きく左右します。
夏は、さつまいもがぐんぐん成長する時期。
ツルが伸び放題になるため、管理作業が欠かせません。
除草作業:雑草が生えると、芋の養分や水を奪ってしまうため、草取りは必須です。
ツル返し:さつまいものツルは地面に触れると根を出し、そこに栄養が取られてしまいます。余分な根を防ぐために、ツルをひっくり返して元の株に栄養を戻す作業を行います。
水やりと肥料:雨が少ない時期には水やりをし、芋の肥大を助ける追肥を施すこともあります。
病害虫対策:ヨトウムシやアブラムシなど、芋や葉を食べてしまう害虫が現れるため、畑の見回りは欠かせません。
この時期の管理を怠ると、収穫量や品質に直結するため、農家にとっては腕の見せ所です。
秋になると、いよいよ収穫の季節を迎えます。
時期:霜が降りる前、10月〜11月がベスト。霜に当たると芋が傷み、保存が難しくなってしまいます。
収穫作業:スコップや専用の掘り取り機を使い、土を丁寧に掘り起こします。さつまいもは皮が薄くデリケートなので、ちょっとした傷が商品価値を下げてしまいます。一本一本、慎重に扱う姿勢が大切です。
収穫の喜び:大きな芋が出てくると「やった!」という声が上がり、畑は笑顔に包まれます。農家にとって、一年の努力が報われる瞬間です。
収穫後すぐのさつまいもは、まだ甘みが少なく、でんぷん質が多めです。
ここで大切なのが「貯蔵」です。
キュアリング:収穫後すぐに芋を専用の場所で乾かし、表面をコーティングして傷を治します。これにより保存性が高まり、甘みも引き出されます。
貯蔵庫:温度は13〜15℃、湿度は80〜90%を保ち、さつまいもにとって快適な環境をつくります。
出荷:冬の間は市場やスーパー、直売所へ。最近はネット通販やふるさと納税でも人気が高まっており、販路は広がっています。
このように、一年を通してリズムを大切にしながら、農家は自然と向き合っているのです。
次回もお楽しみに!
千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家です。
お気軽にお問い合わせください。
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皆さんこんにちは!
千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家の
成田農産合同会社、更新担当の富山です。
今回は、私たちが実感している、**さつまいも農家としての「やりがい」と「大変なこと」**について、本音でお話しします。
農業をやっていて一番嬉しい瞬間、それはやっぱり、「このさつまいも、めちゃくちゃ甘くて美味しかったよ!」という声をいただいたときです。
遠方からリピート注文をくださる方や、SNSで写真を投稿してくれる方も増えてきて、
「自分たちの頑張りが、ちゃんと誰かの食卓で笑顔になってるんだな」と感じられると、すべての苦労が報われた気持ちになります。
さつまいもは、春に苗を植え、夏に伸ばし、秋に収穫し、冬は土づくりに戻る…
自然と共に生きる感覚があるのが、農業の素晴らしいところです。
季節の移ろいを肌で感じ、天候の一つひとつに敏感になることで、自然と心も研ぎ澄まされるようになります。
農業に“定休日”はありません。
また、台風・干ばつ・長雨…自然相手の仕事なので、努力が報われないときもあります。
収穫直前に台風が来て、畑が水浸しになったときは、本当に落ち込みました。
でも、そういう経験を乗り越えてきたからこそ、「農業は運と技術のバランス」と学べました。
夏場の作業は灼熱地獄。冬は霜で手がかじかみます。
また、1人でコツコツ作業する時間が多いため、孤独に感じることも。
でも、それを乗り越えるのはやっぱり、「収穫の喜び」や「お客様の声」。
苦しい時期があるからこそ、一つひとつの成功が心に残るんです。
農業は、楽しいことばかりではありません。
でも、自分の手で育てた作物が人の心と体を満たす——これほど誇りに思える仕事はなかなかないと思っています。
今後も、より甘くて美味しいさつまいもを届けられるよう、試行錯誤を重ねていきます!
次回もお楽しみに!
千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家です。
お気軽にお問い合わせください。
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皆さんこんにちは!
千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家の
成田農産合同会社、更新担当の富山です。
今回は、**「さつまいも農家の1日」**を一般的な市場での例を基にご紹介します。
「農家ってのんびりしてそう」「収穫のときだけ忙しいんでしょ?」と思っていませんか?
実は、1年中やることがびっしり詰まっているんです!
朝はとにかく早いです。特に夏場は、暑くなる前に作業を終わらせる必要があるので、日の出と共に活動開始です。
畑に着いたら、まずは苗の様子をチェック。
萎れていないか、虫にやられていないか、前日の雨で地面が緩んでいないかを見ながら、1本1本丁寧に見ていきます。
朝の涼しいうちに、草取りやマルチシートの補修作業、畝の整備を行います。
特にさつまいもは、雑草に弱い作物。少し放っておくと雑草に覆われてしまい、芋が太るための栄養を取られてしまうんです。
また、土の水はけや乾燥具合によっては、中耕(ちゅうこう)と呼ばれる土ほぐし作業も必要。土作りこそ、さつまいも栽培の土台です。
昼食は家に戻って短めの休憩。
体を冷やしすぎないように注意しながら、エネルギー補給をします。
午後は出荷準備や収穫作業に充てる時間です。
さつまいもの収穫は、専用の掘り取り機を使う場合もあれば、人力で手掘りすることもあります。
掘り取ったさつまいもはその場で選別し、形の良いもの・そうでないものに分けて、箱詰めへ。
サイズや品種別に仕分け、泥を軽く落とし、見栄えを整える「調整作業」は意外と時間がかかります。
一日の締めくくりは、機械や道具の手入れと翌日の準備です。
「明日、雨が降りそうだから収穫を優先しよう」など、天気と相談しながら段取りを考えます。
正直、暑さ・寒さ・重労働との戦いで、体力的にはきつい部分もあります。
でもその分、1つ1つの作業に意味があって、自分の手でおいしいさつまいもを育てている実感があります。
次回は、そんな農家のリアル——**「やっててよかったこと・しんどかったこと」**をご紹介します!
次回もお楽しみに!
千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家です。
お気軽にお問い合わせください。
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皆さんこんにちは!
成田農産合同会社、更新担当の富山です。
さつまいもの収穫が無事終わったら、次に気になるのは**「どう保存すれば長持ちするの?」**ということですよね。
せっかく手間ひまかけて育てたさつまいも、できるだけ長く、美味しく楽しみたい!
そこで今回は、**冬まで安心して保存できる“さつまいもの保管術”**を、農家目線で詳しくご紹介します。
まず大前提として、さつまいもは冷蔵庫での保存に向いていません!
理由は「低温障害」が起こるから。
冷蔵庫の中は5℃前後と低温すぎるため、さつまいもの細胞がダメージを受けて、変色・パサパサ・甘み減少といったトラブルが起こりやすくなるんです。
さつまいもが快適に過ごせるのは、「秋の縁側」くらいの気候です。
寒すぎてもダメ、暑すぎても芽が出たり腐敗します。
季節の変わり目は、家の中の玄関や廊下など、涼しくて温度変化の少ない場所を選びましょう。
乾燥しすぎると水分が抜けて硬くなります。新聞紙で包んでおくことで、適度な湿度を保ち、外気の刺激から守ってくれます。
日光が当たると、さつまいもが緑化したり、品質が低下する原因に。
段ボール箱などに入れて、暗い場所で保管すると安心です。
土を軽く払って(洗わない)、新聞紙で1本ずつ包む
3〜5本ずつまとめて、段ボール箱や通気性のあるかごに入れる
箱のフタは閉めすぎず、空気が通るようにして風通しの良い日陰に置く
収穫直後に水で洗うのはNG。皮を傷めて腐りやすくなります!
寒冷地では発泡スチロール+カイロで温度管理
床下収納や野菜用保冷庫を使うと一定温度を保ちやすい
傷モノは早めに食べる!見た目OKでも、ダメージのあるイモは日持ちしません
上手に保存すれば、1〜3ヶ月間は美味しさキープ可能!
しかも、寝かせておく間にさらに糖度が増して、ねっとり系の甘〜い焼き芋が楽しめます!
保存してから焼き芋にした方が、「まるでスイーツ!」と驚くほどの味わいになりますよ。
さつまいもは、育てるのも楽しいけれど、収穫後の管理と保存こそが、美味しさを決める“仕上げの一手”。
ぜひこの記事を参考にして、寒い冬にもホクホク甘いさつまいもを楽しんでくださいね!
次回は、**「さつまいもを使った簡単レシピ」**をご紹介予定です。
焼き芋以外にも、お菓子やおかずに大活躍ですよ!お楽しみに!
次回もお楽しみに!
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皆さんこんにちは!
成田農産合同会社、更新担当の富山です。
今回はいよいよ皆さんお待ちかね──収穫編です!
春に苗を植えてから、長い時間をかけてすくすくと育ってきたさつまいも。ツルがのびて、葉がわさわさと茂り、土の中ではしっかり実を育んできました。
でも、「掘るタイミングっていつがいいの?」「収穫したらすぐ食べていいの?」といった疑問も多いですよね。
そこで今回は、**さつまいもを一番美味しく楽しむための「収穫の目安」と「熟成の方法」**をわかりやすく解説します!
さつまいもは、植え付けから約100日〜120日(品種によって変わります)で収穫の時期を迎えます。
そのときの目安となるのが、葉っぱの色や様子です。
✅ 目安その1:葉の色が黄色くなってきたらGOサイン!
ツル全体がまだ青々としているうちは、まだ熟成途中。下の葉が黄色く変色し始めたら、さつまいもがしっかり肥大し、糖分も蓄えてきた証拠です。
✅ 目安その2:試し掘りでサイズ確認!
数株を試しに掘ってみて、手のひらサイズ以上になっていたら本格的に収穫開始。逆にまだ細かったら、もう1〜2週間待ってもOKです。
さつまいもは皮がとてもデリケート。スコップやクワで勢いよく掘ると、傷が入ってしまって保存性が落ちます。
✅ 収穫は“手で掘る”が基本!
まずは株元から少し離れた場所にスコップを刺して、根っこを探るように掘り進めましょう。土を少しずつどけながら、イモの姿が見えてきたら、両手でやさしく引き上げるように掘るのがベストです。
✅ ツルや土はなるべく落とさず、そのままに
収穫直後はイモの皮がまだ水分を多く含んでいて傷つきやすいため、ゴシゴシこすらず、土がついたままの状態で保管しましょう。
実は、**さつまいもは収穫直後よりも“寝かせたほうが甘くなる”**って知っていましたか?
✅ 収穫後の1〜2週間が“甘みアップ”のゴールデンタイム!
掘りたてのさつまいもはデンプンが多く、ホクホク感はあるけど、甘みはまだ控えめ。
これを13〜15℃の適温で1〜2週間保管しておくことで、デンプンが糖に分解され、ぐんと甘みが増すのです。
✅ 熟成中は直射日光NG・風通し重視!
直射日光や高温は腐敗の原因になります。土付きのまま新聞紙で包み、風通しの良い日陰で保管しましょう。
さつまいもの収穫は、ただ掘るだけじゃなく、その後の取り扱いで味が決まるといっても過言ではありません。
土の中で育んだ甘さを、最大限に引き出してあげるためには「適切なタイミング」と「やさしい掘り方」、そして「熟成期間」がとても重要。
次回は、さらにその美味しさを長く楽しむための「保存方法」についてお伝えします!
次回もお楽しみに!
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皆さんこんにちは!
成田農産合同会社、更新担当の富山です。
~「育ちすぎ」が甘さの敵になる!?~
今回は、さつまいもが元気に育ち始める「夏の管理」についてご紹介します。
さつまいもは暖かくなると、地面の上に青々としたツルや葉っぱがぐんぐん広がっていきます。
一見「順調そう」に見えるこの光景、実は落とし穴が…。
そう、「つるボケ」です。
つるボケとは、芋が育たずツルばかりが生い茂ってしまう状態のこと。
主な原因は以下の通り:
肥料の与えすぎ(特に窒素分)
ツルを放任して土に根付かせすぎた
日照不足、水分過多、雑草による競争
つるボケになると、芋の数が減る・形が細い・甘みが足りないといった残念な結果に。
だからこそ、夏の管理こそが秋の出来に直結するんです!
ツルは地面を這うことで、節から次々と“副根”を出します。
それ自体は生命力の表れですが、土中の栄養が分散してしまい、本来太るべき芋が育たない結果になりかねません。
そこで重要なのが「ツル返し」「ツル上げ」と呼ばれる作業。
ツルが伸びすぎた箇所を、根元から持ち上げるようにして空気を通す
地面に根付かないよう、折り返して反対側に返す(交差もOK)
作業は日差しが強くない早朝または夕方に行い、苗にストレスをかけすぎないように
この一手間があるかないかで、秋の収穫量が2倍以上違ったという例もあります。
夏は雑草の季節でもあります。さつまいもと雑草が栄養と水分を奪い合う状況では、さつまいもは負けてしまいます。
雑草はこまめに手で抜く(ツルを傷つけないよう注意)
雨の後の雑草は根ごと抜きやすく、作業のタイミングに最適
雑草がツルと絡むと、作業効率も悪化し病害虫の温床にも
雑草ゼロを目指すのではなく、「さつまいもが優勢になる環境」を意識して管理していくのがポイントです。
長雨や台風で水がたまると、根が酸欠を起こしやすくなります。
さつまいもは「乾き気味の環境」を好むため、水はけは最優先で整えましょう。
畝の周囲に浅くてもよいので排水溝を掘る
土の表面に水がたまる場合は、再度盛り土をして高さを確保
通気性の悪い土は、晴れた日に軽くほぐすことで根の呼吸を助ける
夏の管理は、さつまいもの「見えない努力」を支える大切な作業です。
放っておけば自然に育つ作物と思われがちですが、ツルをどう育てるかで、収穫のすべてが変わります。
次回は、いよいよ【収穫のタイミングと、おいしくする秘訣】をご紹介します!
収穫の“ベストな日”を見極める方法や、掘ったあとに甘みを増す「追熟」の話まで、たっぷりお伝えします。
次回もお楽しみに!
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皆さんこんにちは!
成田農産合同会社、更新担当の富山です。
~収穫の味は「最初の一手」で決まる~
このブログでは、“甘くて形のいいさつまいも”を育てるための、苗植えと土作りのポイントをご紹介します。
「土に苗を差すだけ」と思っていると、秋の収穫で「あれ?小さくて細い…」なんてことになりがち。実は、植え方ひとつで芋の太り方・甘さ・形に大きな差が出るんです!
さつまいもは、種芋ではなく「苗(つる)」から育てる作物です。
この苗の植え方・角度・深さ・時期によって、地中で育つ芋の状態が大きく左右されます。
つまり、収穫時の出来栄えは、植え付け時点ですでに8割決まっているとも言われているほど。
だからこそ、最初のこのステップを丁寧に、正しく行うことが、美味しいさつまいもづくりへの第一歩なのです。
「真っすぐ植えると安定しそうで安心…」そう思っていませんか?
実はそれ、逆効果なんです!
さつまいもの苗は地面に対して30~45度の角度で斜めに植えるのが正解。
この理由は以下のとおりです:
苗が地中で長く土と接触することで、多くの“節”から芋が発生する
根が伸びる方向が分散され、芋が太りやすく、形が整いやすい
地面への定着が早まり、風や雨にも強くなる
また、植え付けの際にツルの先端が少し地表に出るようにするのがポイント。完全に埋めてしまうと、葉の光合成が始まらず、活着に時間がかかってしまいます。
さつまいもは、実は“痩せた土地”でもよく育つ作物。
ところが日本の多くの土壌は水はけが悪く、栄養が多すぎる傾向があるため、少し工夫が必要です。
土はなるべく**砂混じりの壌土(ろうど)**が理想。重たい粘土質は避ける。
畝(うね)は30~40cmほどの高さで、幅は60~70cmが目安。
土が硬い場合は、完熟堆肥や腐葉土を混ぜて柔らかくし、通気性をよくする。
雨が多い時期の前に植える場合は、畝の両側に排水溝を設けることで、根腐れ防止になります。
野菜全般にいえることですが、さつまいもは特に「肥料のやりすぎ」がNG。
肥料を多く与えると、ツルばかり元気に伸びてしまい、芋がほとんど太らない「つるボケ」になるリスクが高まります。
元肥は植え付けの2週間前に入れ、緩やかに効く有機質肥料が理想。
窒素成分(葉や茎を育てる成分)は少なめに。リン酸・カリが中心。
追肥は1度だけ。生育が悪い場合に、ツルの生え際にごく少量。
このように、**「足りないくらいがちょうどいい」**というのが、さつまいも栽培の基本姿勢です。
プロ農家は、以下のような工夫もしています:
黒マルチを使用して地温を高め、雑草を抑制
苗を朝夕の涼しい時間帯に植えて、ストレスなく根付かせる
苗の向きを南向きにそろえて、日照を均一化する
このような細かな気配りが、最終的に糖度の高さ・形の良さ・収穫量にしっかり反映されるのです。
次回は、【夏の管理とつるボケ対策】についてお届けします!
ぐんぐん伸びるツルの管理こそが、秋の味を決める大事なポイントです。
次回もお楽しみに!
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皆さんこんにちは!
成田農産合同会社、更新担当の富山です。
~畑作りから収穫まで、1本のさつまいもに込められた農家の想い~
今日からは、さつまいもがどのように育ち、皆さんの食卓に届くのか――
その舞台裏をシリーズでお届けしていきます🍠
第一回は、「さつまいも栽培の1年間の流れ」について。
一見シンプルに思えるさつまいもの栽培ですが、実は春から冬まで、約1年がかりの丁寧な工程があるんです。
| 季節 | 作業内容 |
|---|---|
| 春(4〜5月) | 土作り・苗植え |
| 夏(6〜8月) | つるの管理・雑草対策・病害虫の防除 |
| 秋(9〜11月) | 収穫・熟成 |
| 冬(12〜2月) | 保存・選別・出荷準備 |
さつまいもの栽培は、「良い畑づくり」から始まります。
まず、前年の秋から畑を耕し、雑草や残根を取り除きます。
その後、春には水はけがよく、適度に栄養のあるフカフカの土壌に整え、畝(うね)を立てます。
ここでの土作りがうまくいっていると、根が真っ直ぐ深く伸び、形の良いさつまいもになります。
苗植えは気温と地温が安定してからが勝負!
北総台地のような温暖な地域では4月中旬〜5月上旬にかけて、**切り苗(つる苗)**を畑に植えていきます。
苗を植えてから夏にかけては、ぐんぐんとつるが伸びて畑一面が緑に覆われる季節です。
ただし、つるが伸びすぎてしまうと養分がイモに届かず、実が太らない「つるボケ」の原因になります。
このため、つる返し(つるの先端を持ち上げて根が出ないようにする)という手作業が欠かせません。
同時に、夏場は雑草の勢いもすごい時期。
放っておくとさつまいもが日陰になってしまうため、草取りも地道な作業が続きます。
また、病害虫(アブラムシ、ヨトウムシなど)も出やすいため、農薬の使用を最小限に抑えながら健康な葉と茎を守る管理が求められます。
夏の間じっくり育ったさつまいもは、秋になるといよいよ収穫の季節です。
畑の土をめくりながら、1本ずつ丁寧に掘り出す収穫作業。
力を入れすぎると折れてしまうこともあるため、とにかく慎重に、優しく掘り上げる必要があります。
収穫後すぐのさつまいもは、水分が多く、まだ甘みも控えめ。
ここからがもう一つの勝負どころ――熟成です!
収穫したさつまいもは、温度13〜15℃・湿度85〜90%という条件を保った熟成庫で2〜4週間ほど寝かせます。
すると、デンプンが糖に変わり、あのねっとりとした甘さが生まれるのです。
冬になると、熟成を終えたさつまいもを、保存状態を保ちながら順次出荷していきます。
形が良いものを贈答用に
中サイズはスーパー・直売所へ
キズのあるものは加工用や焼き芋向けに
保存中も、乾燥や凍結、カビなどを防ぐため、定期的な状態チェックが欠かせません。
農家によっては、この時期に来年の土づくりや堆肥の仕込みを始めるところも。
つまり、さつまいも作りに“オフシーズン”はないのです。
私たちが普段何気なく食べているさつまいも。
でもその1本には、春の土作りから始まり、夏の草取り、秋の収穫、冬の保存まで、1年がかりの作業と愛情が詰まっています。
とくに、北総台地のような自然豊かな土地では、**土と気候の力を最大限に活かすための“人の手”**が欠かせません。
次回は、【苗植えのコツと、甘いさつまいもを作る秘訣】を詳しくお届けします!
これからさつまいも作りに挑戦したい方にも、ぜひ参考にしていただければと思います🍠
次回もお楽しみに!
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皆さんこんにちは!
成田農産合同会社、更新担当の富山です。
~千葉の豊かな土で育まれた、甘さとしっとり感が自慢のさつまいも~
今回は、成田農園のある千葉県北部に広がる【北総台地(ほくそうだいち)】で栽培されている、今注目のさつまいも「紅はるか(べにはるか)」をご紹介します。
全国的にも有名になりつつあるこの品種。
でも、北総台地で育った紅はるかには、他の産地にはない特別な美味しさがあるんです。
千葉県北部の台地エリアを指す「北総台地」は、成田市・印西市・佐倉市・香取市などにまたがる広大な農業地域です。
この地域は古くから畑作が盛んで、水はけが良く、通気性に優れた赤土壌が特徴。
さつまいもを育てるには、実はこの「水はけの良さ」と「ミネラルを含む土」が重要なポイント。
北総台地の畑は、まさに紅はるかのための理想的な環境と言えます。
「紅はるか」は、従来のさつまいも(紅あずまやベニアズマなど)よりも、
より鮮やかな紅色の皮
より強い甘さ
よりしっとりとしたなめらかな食感
を持つ、まさに“次世代型”さつまいも。
特に、熟成させると糖度が50度近くにまで上がるとも言われており、
焼き芋にしたときの甘さは、まるでスイートポテトのようだと大人気です!
北総台地の紅はるか農家さんは、収穫後すぐに出荷しないのが特徴です。
土から掘り出したばかりの紅はるかは、まだ甘さが十分に引き出されていません。
そこで、温度と湿度を管理した貯蔵庫で数週間〜1か月程度熟成。
この熟成期間を経て、でんぷんが糖に変化し、驚くほど甘くなるのです。
また、収穫や選別も一つ一つ丁寧に手作業で行い、見た目の美しさと品質を両立させています。
北総台地の紅はるかは、そのまま焼くだけで十分美味しいのですが、
おすすめの食べ方をいくつかご紹介します!
定番の焼き芋(オーブン or トースターでじっくり)
→ 外は香ばしく、中はねっとりとろける甘さ!
紅はるかのスイートポテト
→ 皮まで使えば、自然な色味とコクが引き立ちます。
天ぷらや煮物
→ しっとり甘いので、味付けをシンプルにすると絶品。
冷やし焼き芋
→ 夏場は冷蔵庫で冷やすとスイーツ感覚で楽しめます。
北総台地の紅はるかは、大きすぎず均一なサイズ感も人気の理由。
5kg〜10kgの箱詰めで、農家さん直送・通販も対応していることが多く、リピーターも多数!
「健康的なおやつに」
「子どもにも安心して食べさせたい」
「秋冬の贈り物にぴったり」
そんな声に応える、甘さ・品質・栽培環境がそろった逸品です。
紅はるかは、品種の魅力だけでなく、育つ土と作り手のこだわりによって味わいが変わります。
北総台地の赤土と丁寧な農法が、他にはない“本物の甘さ”を引き出してくれています。
季節の恵みとして、ぜひ一度、北総台地の紅はるかを味わってみてください。
きっと、「また食べたい」と思っていただけるはずです。
次回もお楽しみに!
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