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月別アーカイブ: 2025年6月

成田農園のよもやま話~第10回~

皆さんこんにちは!

 

成田農園合同会社、更新担当の富山です。

 

 

 

さつまいもの保存方法 – 美味しさを冬までキープするプロのコツ

 

 

さつまいもの収穫が無事終わったら、次に気になるのは**「どう保存すれば長持ちするの?」**ということですよね。

せっかく手間ひまかけて育てたさつまいも、できるだけ長く、美味しく楽しみたい!
そこで今回は、**冬まで安心して保存できる“さつまいもの保管術”**を、農家目線で詳しくご紹介します。


やっちゃダメ!冷蔵庫保存はNG!

 

まず大前提として、さつまいもは冷蔵庫での保存に向いていません!

理由は「低温障害」が起こるから。
冷蔵庫の中は5℃前後と低温すぎるため、さつまいもの細胞がダメージを受けて、変色・パサパサ・甘み減少といったトラブルが起こりやすくなるんです。


✅最適な保存条件は?

 

さつまいもが快適に過ごせるのは、「秋の縁側」くらいの気候です。

【温度】13〜15℃がベスト!

寒すぎてもダメ、暑すぎても芽が出たり腐敗します。
季節の変わり目は、家の中の玄関や廊下など、涼しくて温度変化の少ない場所を選びましょう。

【湿度】乾燥しすぎは避ける

乾燥しすぎると水分が抜けて硬くなります。新聞紙で包んでおくことで、適度な湿度を保ち、外気の刺激から守ってくれます。

【光】直射日光は厳禁!

日光が当たると、さつまいもが緑化したり、品質が低下する原因に。
段ボール箱などに入れて、暗い場所で保管すると安心です。


保存の手順(おすすめ)

 

  1. 土を軽く払って(洗わない)、新聞紙で1本ずつ包む

  2. 3〜5本ずつまとめて、段ボール箱や通気性のあるかごに入れる

  3. 箱のフタは閉めすぎず、空気が通るようにして風通しの良い日陰に置く

 

収穫直後に水で洗うのはNG。皮を傷めて腐りやすくなります!


長期間保存するなら?こんな工夫も!

 

  • 寒冷地では発泡スチロール+カイロで温度管理

  • 床下収納や野菜用保冷庫を使うと一定温度を保ちやすい

  • 傷モノは早めに食べる!見た目OKでも、ダメージのあるイモは日持ちしません


保存したさつまいもは、どうなる?

 

上手に保存すれば、1〜3ヶ月間は美味しさキープ可能!
しかも、寝かせておく間にさらに糖度が増して、ねっとり系の甘〜い焼き芋が楽しめます!

保存してから焼き芋にした方が、「まるでスイーツ!」と驚くほどの味わいになりますよ。


✨まとめ:ちょっとの工夫で、美味しさが続く!

 

さつまいもは、育てるのも楽しいけれど、収穫後の管理と保存こそが、美味しさを決める“仕上げの一手”

ぜひこの記事を参考にして、寒い冬にもホクホク甘いさつまいもを楽しんでくださいね!

次回は、**「さつまいもを使った簡単レシピ」**をご紹介予定です。
焼き芋以外にも、お菓子やおかずに大活躍ですよ!お楽しみに!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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成田農園のよもやま話~第9回~

皆さんこんにちは!

 

成田農園合同会社、更新担当の富山です。

 

 

 

 

さつまいもの収穫!ベストな掘りタイミングと甘さを引き出す熟成術

 

 

今回はいよいよ皆さんお待ちかね──収穫編です!

春に苗を植えてから、長い時間をかけてすくすくと育ってきたさつまいも。ツルがのびて、葉がわさわさと茂り、土の中ではしっかり実を育んできました。
でも、「掘るタイミングっていつがいいの?」「収穫したらすぐ食べていいの?」といった疑問も多いですよね。

そこで今回は、**さつまいもを一番美味しく楽しむための「収穫の目安」と「熟成の方法」**をわかりやすく解説します!


🍁収穫のタイミングは?──葉っぱの色をチェック!

 

さつまいもは、植え付けから約100日〜120日(品種によって変わります)で収穫の時期を迎えます。
そのときの目安となるのが、葉っぱの色や様子です。

目安その1:葉の色が黄色くなってきたらGOサイン!
ツル全体がまだ青々としているうちは、まだ熟成途中。下の葉が黄色く変色し始めたら、さつまいもがしっかり肥大し、糖分も蓄えてきた証拠です。

目安その2:試し掘りでサイズ確認!
数株を試しに掘ってみて、手のひらサイズ以上になっていたら本格的に収穫開始。逆にまだ細かったら、もう1〜2週間待ってもOKです。


⛏収穫時の注意点──優しく、丁寧にが鉄則!

 

さつまいもは皮がとてもデリケート。スコップやクワで勢いよく掘ると、傷が入ってしまって保存性が落ちます。

収穫は“手で掘る”が基本!
まずは株元から少し離れた場所にスコップを刺して、根っこを探るように掘り進めましょう。土を少しずつどけながら、イモの姿が見えてきたら、両手でやさしく引き上げるように掘るのがベストです。

ツルや土はなるべく落とさず、そのままに
収穫直後はイモの皮がまだ水分を多く含んでいて傷つきやすいため、ゴシゴシこすらず、土がついたままの状態で保管しましょう。


🍠収穫してすぐ食べない?──甘みを引き出す「熟成」がポイント!

 

実は、**さつまいもは収穫直後よりも“寝かせたほうが甘くなる”**って知っていましたか?

収穫後の1〜2週間が“甘みアップ”のゴールデンタイム!
掘りたてのさつまいもはデンプンが多く、ホクホク感はあるけど、甘みはまだ控えめ。
これを13〜15℃の適温で1〜2週間保管しておくことで、デンプンが糖に分解され、ぐんと甘みが増すのです。

熟成中は直射日光NG・風通し重視!
直射日光や高温は腐敗の原因になります。土付きのまま新聞紙で包み、風通しの良い日陰で保管しましょう。


✨まとめ:収穫はゴールではなく、始まり!

 

さつまいもの収穫は、ただ掘るだけじゃなく、その後の取り扱いで味が決まるといっても過言ではありません。
土の中で育んだ甘さを、最大限に引き出してあげるためには「適切なタイミング」と「やさしい掘り方」、そして「熟成期間」がとても重要。

次回は、さらにその美味しさを長く楽しむための「保存方法」についてお伝えします!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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