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皆さんこんにちは!
千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家の
成田農産合同会社、更新担当の富山です。
〜小さな草との静かな戦い〜
さつまいもづくりにおいて、「雑草対策」は決して軽く見てはいけない重要な仕事です。
苗を植え、マルチを敷いたからといって安心はできません。
日差しと雨に恵まれる初夏――気づけば、土の隙間から次々に顔を出す雑草たち。
この小さな草たちが、さつまいもの生育に大きな影響を与えるのです。
一見、ただの“草”のように思えますが、雑草はさつまいもと同じように「水」「栄養」「日光」を奪います。
特に生育初期、苗がまだ小さい時期には、雑草の成長スピードのほうが速く、
放置しておくとツルの成長を妨げ、根の張り方にも悪影響を与えます。
また、雑草が茂ることで害虫の発生源となることも。
土の中や株元に潜む虫が、いつの間にかさつまいもの茎や葉を食べてしまうこともあります。
つまり、雑草を抜く=虫を防ぐ第一歩でもあるのです。
マルチ(ビニール)を敷いても、端や隙間から草は生えてきます。
そのため、こまめな除草作業が欠かせません。
特に注意が必要なのは、
植え付けから2〜4週間後の“苗が活着する頃”
夏の雨上がり直後(発芽が一気に進む時期)
このタイミングで除草を怠ると、一気に草が繁茂してしまいます。
コツは、「見つけたらすぐ抜く」。
草が小さいうちなら、根が浅く簡単に抜けるため、作業効率も良くなります。
逆に、成長してからだと根が深く張り、土ごと掘り返すことになり、かえって苗を傷つけてしまうことも。
広い畑では、除草機やトラクターにアタッチメントを装着して作業を進めます。
ただし、苗の根元や畝の際など、機械が入りにくい部分はやはり人の手が頼り。
腰をかがめて一本ずつ抜いていく――
地味な作業ですが、そこにこそ農家の“目と手の感覚”が生きています。
また、最近では「防草シート」や「有機マルチ(草木チップ)」を活用する農家も増えています。
環境にも優しく、見た目にも整った畑づくりができるのが魅力です。
実は、すべての草を抜くのが正解ではありません。
畑の端に残しておくことで、土の乾燥を防いだり、風よけになったりする場合もあります。
「どの草を残し、どの草を抜くか」――
それを見極めるのも経験のひとつ。
農家は、草と戦うだけでなく、草と共に暮らす知恵を持っているのです。
雑草との戦いは、地味でありながら畑づくりの本質です。
さつまいもが元気に育つためには、人の目と手が欠かせません。
こまめな除草作業は、ただの労働ではなく、
「美味しいさつまいもを育てたい」という気持ちの表れ。
その積み重ねが、秋の豊かな収穫へとつながっていきます。
次回もお楽しみに!
千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家です。
お気軽にお問い合わせください。
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