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成田農産のよもやま話~第24回~

皆さんこんにちは!

 

千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家の

成田農産合同会社、更新担当の富山です。

 

 

 

 

収穫のタイミング 🥔⏰

〜美味しさを左右する「見極め」の重要性〜

 

 

 

芋づくりの集大成ともいえるのが、収穫のタイミングです。


どれだけ丁寧に育ててきても、収穫時期を誤ると、品質や味に大きな影響が出てしまいます。

芋の収穫は、
「早すぎてもダメ」
「遅すぎてもダメ」
という、非常に繊細な作業です。


❄️ 霜が降りる前が理想

 

芋の収穫で最も重要なのが、霜が降りる前に収穫することです。
霜に当たると芋が傷みやすくなり、貯蔵中の腐敗リスクも高まります。

そのため、天候や気温の変化を見ながら、
「いつ霜が降りてもおかしくないか」
を常に意識して収穫計画を立てます。


📅 収穫時期は10月〜11月

 

一般的に、芋の収穫時期は
10月〜11月
にかけて行われます。

この時期は、
・芋が十分に太っている
・糖度や食味が安定してくる
といった条件がそろいやすい時期です。

ただし、気候や品種、植え付け時期によっても差があるため、
カレンダーだけに頼らず、畑の状態をしっかり確認することが大切です。


⚖️ 早すぎても遅すぎても品質低下

 

収穫が早すぎると、
🥔 芋が小さい
🥔 味がのっていない
といった問題が出やすくなります。

逆に、遅すぎると、
⚠️ 皮が硬くなる
⚠️ 病害のリスクが高まる
⚠️ 貯蔵性が落ちる
といったデメリットがあります。

このため、試し掘りや生育観察の結果をもとにした見極めが非常に重要になります。


⛏️ 天候を見ながら慎重に収穫

 

収穫作業は、できるだけ
☀️ 晴れが続く日
を選んで行います。

土が乾いている状態で収穫することで、
芋に余分な土が付着しにくくなり、
傷もつきにくくなります。

収穫時のちょっとした傷が、
後の品質低下につながるため、
丁寧な作業が欠かせません。


📝 まとめ

 

収穫のタイミングは、芋の品質と味を大きく左右します。

霜が降りる前を目安に、10月〜11月の適切な時期を見極めることが重要です。

早すぎず、遅すぎず、畑の状態を見ながら判断することが、美味しい芋を届けるための最後の大切な工程です。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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成田農産のよもやま話~第23回~

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生育観察 🌱👀

〜畑と向き合い続けることで見えてくるサイン〜

 

 

 

芋づくりにおいて、生育観察は欠かすことのできない重要な作業です。
種芋を植えて終わりではなく、育っていく過程を日々観察することが、品質の良い芋を収穫するための大きなポイントになります。

生育観察とは、単に「大きくなっているか」を見るだけではありません。
葉の色や形、茎の伸び方、全体の勢いなど、畑から発せられるさまざまなサインを読み取る作業です。


🍃 葉の色が教えてくれること

 

葉の色は、生育状態を判断する大切な指標です。
濃い緑色で元気がある場合は、順調に育っているサインといえます。

一方で、
・葉の色が濃すぎる
・葉ばかりが茂っている
といった場合は、肥料過多の可能性があります。

肥料が多すぎると、葉や茎の成長に栄養が使われ、
肝心の芋が太りにくくなってしまいます ⚠️
そのため、葉の色を見ながら、施肥量やタイミングを慎重に判断することが重要です。


🍂 葉の形・異変から病気を見抜く

 

生育観察では、葉の形や表面の状態にも注目します。

例えば、
・葉が縮れている
・斑点が出ている
・変色している
といった症状は、病気や害虫の可能性を示しています 🐛

こうした異変を早期に発見できれば、
被害が広がる前に対策を取ることができます。
「少しおかしいな」と感じた時点で行動することが、畑全体を守ることにつながります。


🌿 茎の伸び方と畑全体のバランス

 

茎の伸び方も、生育状態を判断する重要なポイントです。
勢いよく伸びすぎている場合は、栄養が地上部に集中している可能性があります。

畑全体を見渡し、
🌱 伸びすぎていないか
🌱 ムラが出ていないか
🌱 日当たりや風通しは適切か
を確認しながら、必要に応じて管理を行います。


🥔 試し掘りで芋の状態を確認

 

収穫前の重要な作業が、試し掘りです。
実際に数株を掘り起こし、芋の太り具合や形、色を確認します。

試し掘りを行うことで、
・今の成長段階
・このまま待つべきか
・収穫時期を早めるか
といった判断がしやすくなります。

地上部だけでなく、土の中の状態を知ることが、生育観察の仕上げともいえます 👏


📝 まとめ

 

生育観察は、芋づくりの品質を左右する重要な工程です。

葉の色や形、茎の状態を丁寧に見極め、必要に応じて調整を行うことで、収穫時の出来が大きく変わります。

日々畑と向き合うことが、美味しい芋への近道です。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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成田農産のよもやま話~第22回~

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🍠さつまいも栽培に欠かせない「ツル返し」

~芋に栄養を集中させるための大切な作業~

夏になると、
さつまいものツルは勢いよく伸びていきます🌞
一見すると順調に育っているように見えますが、
放置してしまうと、
芋の肥大が悪くなる原因になります。

そこで重要になるのが、
ツル返しという作業です🔄


🔄ツル返しとは?

 

ツル返しとは、
地面を這うように伸びたツルを持ち上げ、
裏返すように戻す作業のことです。

この作業により、
ツルが地面に触れて
新たに根を張るのを防ぎます。


🌱ツル返しの目的① 栄養の分散を防ぐ

 

ツルが地面に根を張ると、
養分が
・葉
・ツル
・新しく出た根

へと分散してしまいます。

その結果、
本来太らせたい芋に十分な栄養が届かなくなるのです🍠

ツル返しは、
栄養を芋に集中させるための重要な管理作業です。


⏰ツル返しの適切な時期

 

ツル返しは、
やりすぎも逆効果になります。

・ツルが伸びすぎたタイミング
・地面に密着し始めた頃
・晴れた日の作業が理想☀️

必要な時期に、
必要な回数だけ行うことがポイントです。


⚠️ツル返しで気をつけること

 

・無理に引っ張らない
・芋を傷つけない
・根を切りすぎない

力任せに行うと、
芋や株を傷めてしまいます。

「優しく、丁寧に」
これがツル返しの基本です。


🌾ツル返しは秋の収穫につながる

 

ツル返しは、
作業直後に効果が見えるものではありません。

しかし、
収穫時に
「芋がしっかり太っている」
「形が揃っている」
と感じられるのは、
この作業を丁寧に行った結果です🍠


📝まとめ

 

ツル返しは、
さつまいも栽培において欠かせない
地道だが重要な管理作業です。

・栄養を芋に集中させる
・無駄な根張りを防ぐ
・収量と品質を高める

一つひとつの作業が、
秋の収穫の喜びにつながります。


🎍年末のご挨拶

 

今年も一年、
さつまいも栽培を通じて
多くの学びと経験を重ねてまいりました。

天候や病気など、
思い通りにいかないこともありますが、
土と向き合い、
芋が育つ姿に支えられた一年でした。

来年も、
より良いさつまいもをお届けできるよう、
日々の管理を大切にしながら
栽培に取り組んでまいります。

寒さ厳しい季節となりますが、
どうぞお身体にお気をつけてお過ごしください。

皆さま、良いお年をお迎えください🎍✨

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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成田農産のよもやま話~第21回~&社名変更のお知らせ

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社名変更のお知らせ✨

 

 

 

成田農園合同会社は、このたび 「成田農産合同会社」 へ社名を変更いたしました。🌱
これまで大切にしてきた農業への想いはそのままに、
より幅広い農産物の生産・展開を見据えた新たな一歩となります。
社名は変わりますが、地域に根ざした農業への姿勢は変わりません。
今後とも 成田農産合同会社 をどうぞよろしくお願いいたします。✨

 

 

 

🍠さつまいも栽培における病気対策

~立枯病・つる割病を防ぎ、安定収量を目指す~

さつまいも栽培において、
病気対策は収量と品質を左右する重要なポイントです🍠
特に注意が必要なのが、
立枯病つる割病といった土壌由来の病気です。

これらの病気は、
一度発生すると被害が広がりやすく、
最悪の場合、畑全体に影響を及ぼすこともあります。

だからこそ、
さつまいも栽培では
**「予防がすべて」**と言っても過言ではありません🌱


🦠立枯病とは?

 

立枯病は、
植え付け後しばらくしてから、
苗が急にしおれ、そのまま枯れてしまう病気です。

・根元が細くなる
・葉がぐったりして回復しない
・水を与えても元気にならない

こうした症状が見られた場合、
立枯病の可能性が高くなります。

原因菌は土壌中に残るため、
連作や管理不足が被害拡大につながりやすいのが特徴です。


🦠つる割病とは?

 

つる割病は、
つるの内部が侵され、
水分や養分の通り道がふさがれてしまう病気です。

・葉の一部がしおれる
・徐々に株全体が弱っていく
・つるを切ると中が褐変している

見た目では分かりにくく、
気づいた時には進行していることが多い病気です⚠️


🌱病気対策① 健全な苗選びが基本

 

さつまいも栽培の病気対策は、
苗選びから始まっています。

・葉色が濃く元気な苗
・茎が太く、折れにくい
・病斑や変色が見られない

最初に病気を持ち込まないことが、
何より大切な予防策です。


🧪病気対策② 土壌消毒と圃場管理

 

立枯病・つる割病は、
土壌中に原因菌が残る病気です。

・太陽熱消毒☀️
・薬剤による土壌消毒
・排水性の確保
・連作を避けた作付け

これらを組み合わせることで、
発病リスクを大きく下げることができます。


💧水管理も病気予防のカギ

 

さつまいもは過湿を嫌う作物です。

・水のやりすぎに注意
・雨後の畑チェック
・水はけの良い畝づくり

「湿らせすぎない」管理が、
病気を防ぐポイントになります。


📝まとめ

 

さつまいもの病気対策は、
発生後の対処よりも
事前の予防管理が何より重要です。

・健全な苗を選ぶ
・土壌環境を整える
・水管理を徹底する

これらの積み重ねが、
安定した収量と品質につながります🍠
病気対策は、
さつまいも農家にとって欠かせない基本作業です。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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成田農園のよもやま話~第20回~

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害虫対策

〜さつまいもを守る見えない戦い〜


さつまいもの畑には、太陽と風、そして虫たちが集まります。
その中には、作物にとっての“敵”も少なくありません。
見た目は小さくても、彼らの力は侮れない――。
害虫対策は、農家が日々気を配る大切な仕事です。


主な害虫たち

 

① ヨトウムシ

夜に活動するため、昼間は土の中や葉の陰に隠れています。
気づいたときには葉が食べ尽くされていることも。
こまめに観察して、食害の跡を見つけたらすぐに対応します。

② コガネムシ(幼虫)

白く太い幼虫が、地中で根を食い荒らします。
せっかく太り始めたさつまいもの芋を食べてしまうため、被害は深刻。
掘ってみたら中がスカスカ…なんてこともあります。

③ ネコブセンチュウ

肉眼では見えないほど小さな線虫(ミミズのような虫)。
根にコブをつくり、養分の吸収を妨げます。
感染すると収量だけでなく品質にも大きな影響を及ぼします。


農薬だけに頼らない防除

 

現代の農業では、「ただ薬をまく」だけではなく、自然とのバランスを大切にしています。

  • 輪作(りんさく)
     同じ畑に同じ作物を植え続けると、害虫が増えやすくなります。
     数年ごとに作物を変えることで、虫の繁殖を防ぎます。

  • 天敵の利用
     益虫(アシナガバチ、テントウムシなど)が害虫を食べてくれることもあります。
     自然の力を活かして、畑全体のバランスを取るのです。

  • 畝の乾燥管理
     湿りすぎた土は虫の住処になります。
     風通しと排水を良くして、害虫が棲みにくい環境をつくります。


☀️ 観察と気づきが最大の防御

 

どんなに優れた資材を使っても、最後は“人の目”がすべてです。
毎日の見回りで、葉の色・形・食われ方を確認。
異変に気づいた瞬間が、害虫防除のスタートです。

畑を歩きながら、
「今日はヨトウムシが増えてきたな」
「この株の根元、少し違うな」――
そうした小さな発見の積み重ねが、被害を最小限に抑える秘訣です。


守ることが、美味しさをつくる

 

害虫対策は、見えない努力の連続です。
その一つひとつが、甘くて美しいさつまいもを育てるための“守りの技術”。

収穫時に傷のない綺麗な芋を見るとき――
「やってきてよかった」と思える瞬間があります。


【まとめ】

 

雑草も、害虫も、自然の一部。
完全に排除するのではなく、共存の中でコントロールする知恵が求められます。

農家の目は、毎日畑を見つめ、空と風と虫の動きを読む。
その積み重ねが、さつまいもの命を育て、味を守っているのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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成田農園のよもやま話~第19回~

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🌿雑草対策

〜小さな草との静かな戦い〜


さつまいもづくりにおいて、「雑草対策」は決して軽く見てはいけない重要な仕事です。
苗を植え、マルチを敷いたからといって安心はできません。
日差しと雨に恵まれる初夏――気づけば、土の隙間から次々に顔を出す雑草たち。
この小さな草たちが、さつまいもの生育に大きな影響を与えるのです。


🌱 雑草が及ぼす影響

 

一見、ただの“草”のように思えますが、雑草はさつまいもと同じように「水」「栄養」「日光」を奪います。
特に生育初期、苗がまだ小さい時期には、雑草の成長スピードのほうが速く、
放置しておくとツルの成長を妨げ、根の張り方にも悪影響を与えます。

また、雑草が茂ることで害虫の発生源となることも。
土の中や株元に潜む虫が、いつの間にかさつまいもの茎や葉を食べてしまうこともあります。
つまり、雑草を抜く=虫を防ぐ第一歩でもあるのです。


🍠 除草のタイミングとコツ

 

マルチ(ビニール)を敷いても、端や隙間から草は生えてきます。
そのため、こまめな除草作業が欠かせません。

特に注意が必要なのは、

  • 植え付けから2〜4週間後の“苗が活着する頃”

  • 夏の雨上がり直後(発芽が一気に進む時期)

このタイミングで除草を怠ると、一気に草が繁茂してしまいます。

コツは、「見つけたらすぐ抜く」。
草が小さいうちなら、根が浅く簡単に抜けるため、作業効率も良くなります。
逆に、成長してからだと根が深く張り、土ごと掘り返すことになり、かえって苗を傷つけてしまうことも。


☀️ 機械と手作業のバランス

 

広い畑では、除草機やトラクターにアタッチメントを装着して作業を進めます。
ただし、苗の根元や畝の際など、機械が入りにくい部分はやはり人の手が頼り。
腰をかがめて一本ずつ抜いていく――
地味な作業ですが、そこにこそ農家の“目と手の感覚”が生きています。

また、最近では「防草シート」や「有機マルチ(草木チップ)」を活用する農家も増えています。
環境にも優しく、見た目にも整った畑づくりができるのが魅力です。


🌾 雑草と共に生きるという考え方

 

実は、すべての草を抜くのが正解ではありません。
畑の端に残しておくことで、土の乾燥を防いだり、風よけになったりする場合もあります。
「どの草を残し、どの草を抜くか」――
それを見極めるのも経験のひとつ。

農家は、草と戦うだけでなく、草と共に暮らす知恵を持っているのです。


🌸【まとめ】

 

雑草との戦いは、地味でありながら畑づくりの本質です。
さつまいもが元気に育つためには、人の目と手が欠かせません。

こまめな除草作業は、ただの労働ではなく、
「美味しいさつまいもを育てたい」という気持ちの表れ。
その積み重ねが、秋の豊かな収穫へとつながっていきます。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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成田農園のよもやま話~第18回~

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追肥 ― 「少なくていい」が最高の芋を作る秘密

 

 

 


🌾 肥料は“控えめ”が鉄則

 

さつまいもは肥料を多く必要としない作物です。
むしろ、肥料をやりすぎるとツルばかり伸びて芋が太らなくなる「ツルぼけ」を起こします。

ツルぼけとは、窒素肥料が多すぎることで葉や茎に栄養が偏り、肝心の芋が育たなくなる現象。
見た目は青々として健康そうでも、土の中はスカスカ……。これが一番多い失敗例です。

🌱基本の考え方

  • さつまいもは「痩せた土地」でこそおいしく育つ。

  • 肥料のやりすぎは「葉の立派さ」と「味の低下」を引き換えにする。


⏰ 追肥のタイミング

 

  • 1回目(定番):植え付けから約1か月後。ツルが畝を覆い始めた頃。

  • 2回目(必要な場合のみ):芋の太り始める7月下旬〜8月ごろ。

基本的には1回の軽い追肥で十分
もしツルの伸びが鈍い・葉色が薄いと感じる場合のみ、2回目を少量行います。

💧コツ

  • 土の表面に肥料をまき、軽く混ぜる程度。

  • 一度に多く与えず、様子を見ながら分けて施す。


🌿 肥料の選び方

 

肥料は「何を与えるか」で結果がまるで違います。
おすすめは、カリウム(カリ)中心の肥料。
カリは芋の肥大を促進し、甘さを高める効果があります。

逆に窒素分が多い肥料は、ツルが暴れて芋が太らない原因になるため注意。

🍂肥料選びのポイント

  • カリ多め(例:草木灰、硫酸カリ)

  • 有機肥料(堆肥、油かす、骨粉)でじっくり効かせる

  • 化成肥料の使いすぎはNG


🌾 有機肥料の効果

 

有機肥料は、栄養がゆっくり効くため、急激な成長を抑えつつ土を豊かにします。
また、土中の微生物を活性化させることで、芋の香りと食感を良くします。

この「ゆっくり育てる」環境が、最終的に“ほくほくで甘い芋”を育てるのです。


🏠 栽培環境別の追肥量

 

栽培方法 肥料の量 ポイント
ハウス栽培 少なめでOK 温度が安定しているため養分が逃げにくい
露地栽培 少量を2回に分けて 雨で流れやすいため分割施肥が効果的

 

💡アドバイス

肥料を「足す勇気」より、「抑える勇気」を持つ。
芋は“足りないくらい”がちょうど良い。


🍠 追肥のまとめ

 

ポイント 内容
追肥回数 基本1回、状況に応じて2回まで
肥料の種類 カリ中心、有機肥料が理想
注意点 窒素過多=ツルぼけの原因
効果 甘み・香り・繊維の質が向上

🌿 まとめ ― 肥料を減らす勇気が「甘さ」を生む

 

肥料は多ければ良いわけではありません。
むしろ“控える勇気”が、糖度を上げ、風味豊かな芋を育てる最大のコツです。

肥料を少なくすることで、植物は「自ら栄養を蓄えよう」として、
自然と甘くて濃厚な芋を実らせてくれます。

🍠✨

与えるより、見守る。
それが、本当においしいさつまいもを育てる最短ルートです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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成田農園のよもやま話~第17回~

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水やり ― 芋の形と甘さを決める、最重要ポイント

 

 

 


🌱 植え付け直後の「最初の一回」が命

 

さつまいもの栽培において、水やりは単なる作業ではありません。
実は「どのタイミングで、どれだけ与えるか」で芋の形や甘さが大きく変わる、非常に繊細な工程です。

まず最初に大切なのが、植え付け直後のたっぷり水やり
この段階では、苗の根がまだ新しい土に馴染んでおらず、乾燥するとすぐに枯れてしまいます。
苗の根元に向けて、地面が光るくらいたっぷりと水を与え、土と根をしっかり密着させます。

💧ポイント

  • 植え付け直後は「土の奥までしみ込む」ほど与える。

  • 翌日は土の表面を触って、しっとりしていれば水やり不要。

  • 風が強い日や気温の高い日は、夕方に軽く潅水して乾燥を防ぐ。

この最初の1回が、その後の苗の活着を決定づけます。
ここで失敗すると根張りが悪く、芋の太りも悪くなるため、慎重に行うことが大切です。


🌿 活着後は「控えめ」が鉄則

 

およそ1週間が経過すると、葉がピンと上を向き始めます。
これは「根が張ったサイン」。ここからは水の与え方を切り替え、乾かし気味の管理に移ります。

さつまいもは乾燥に強い反面、湿気には非常に弱い植物です。
水を与えすぎると、土中の酸素が減って根が呼吸できず、芋が細長くなったり、味が薄くなったりします。
この状態を「水太り」と呼び、糖分の蓄積が妨げられてしまうのです。

🌤️理想的な管理

  • 表面が乾いてから2〜3日後に軽く湿らせる程度でOK。

  • 雨が続く時期は水を与えず、排水を優先。

  • 乾燥よりも過湿のほうがダメージが大きいと覚えておく。


🌦️ 季節による水管理のコツ

 

季節や天候によっても、水の管理は変化します。

  • 梅雨期:畝を高くして排水を確保。水は極力控えめ。

  • 真夏:高温による乾燥を防ぐため、藁やマルチを敷いて保湿。

  • 秋(収穫前):収穫2週間前から水を止めて糖度を上げる。

農家の中には「葉の色で判断する」人も多く、濃い緑は水分過多、少し明るめの黄緑はちょうど良い水分量のサインです。

💡コツ

朝に与えて、日中の太陽で乾かすのが理想。
夜間の水やりは蒸れて病害の原因に。


🍠 収穫前の「水切り」が甘さを生む

 

収穫の1〜2週間前からは、水を完全に止める「水切り」を行います。
これは、芋の中の糖分を濃縮させ、焼き芋にしたときの“ねっとりとした甘さ”を引き出すための大切な工程。
水を我慢させることで、植物が自ら糖を蓄えようとする性質を利用しています。


🌻 まとめ ― 水やりの鉄則

 

ポイント 内容
植え付け直後 根付きのためにたっぷり水を与える
活着後 乾燥気味に管理、与えすぎない
季節管理 梅雨は排水重視、真夏は保湿、秋は水切り
収穫前 水を控えて糖度アップ

 

💬ひとことで言えば…

水やりは「最初に与え、あとは我慢」。
甘いさつまいもは、“控えめ”な管理から生まれます。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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成田農園のよもやま話~第16回~

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🌾 さつまいもの植え付け ― 形と収量を決める分岐点

 

 

 

苗作りで育てた元気な苗を畑に植えるのが 植え付け の工程です。

多くの地域では5月頃、気温と地温が安定した時期に行われます。

この作業はただ苗を土に挿すだけではなく、収穫の形や量を左右する分岐点 ともいえる大切なステップです。


🏞️ 畑の準備 ― 畝立てとマルチシート

 

まずは畝を作ります。畝は水はけを良くし、根の成長を助ける役割があります。

その上に黒いマルチシートを張るのが一般的です。

  • 雑草を防ぎ、管理作業を軽減

  • 地温を高めて苗の根付き(活着)を促進

  • 土壌の水分を保持し、乾燥を防止

この準備をきちんと行うかどうかで、苗の成長スピードや安定性が大きく変わります。


🌱 苗の挿し方 ― 三つの方法と特徴

 

さつまいもの苗の植え方には主に3種類があり、それぞれ仕上がりの形や収穫量に影響します。

  • 斜め植え
     最も一般的で、芋の形がバランス良く揃いやすい。見た目の良いさつまいもを狙うときに使われます。

  • 船底植え
     苗の根元を曲げ、船底のようにU字に植える方法。大きく育ちやすく、収穫量を増やすのに向いています。

  • 水平植え
     苗を寝かせるように横に挿す方法。たくさんの芋がつきやすいですが、形が不揃いになる傾向があります。

農家は「量を取るか、形を揃えるか」を考えながら、目的に応じた植え方を選びます。


💧 植え付け後の管理 ― 苗を守る日々

 

植え付け直後は、苗がまだ根を張っていないためとてもデリケートです。

  • 根付くまではたっぷりと水を与える

  • 強風や雨で苗が倒れたり抜けたりしないよう注意

  • 枯れた苗が出た場合はすぐに補植してバランスを保つ

この時期の数週間をどう乗り越えるかで、秋の収穫の成否が決まるといっても過言ではありません。


✅ まとめ

 

植え付けは、収穫の「形」と「量」を決める重要工程です。

  • 畝づくりとマルチ張りで土台を整える

  • 挿し方を工夫して狙い通りの収穫を目指す

  • 植え付け直後の丁寧な管理で苗を守る

 

苗作りで生まれた命を畑に送り出し、力強い成長へとつなげていく――植え付けは、さつまいも栽培の大きな節目です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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成田農園のよもやま話~第15回~

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🌱 さつまいもの苗作り ― 良い苗が収穫を決める

 

 

 

さつまいも栽培における最初の大仕事が 苗作り です。

秋に立派なさつまいもを収穫するためには、この春先の段階でどれだけ健康的で強い苗を育てられるかがすべての鍵を握っています。

農家にとっては「ここで失敗すれば収穫まで響く」というほど重要で、まさに経験と技術が試される工程です。


🛏️ 苗床づくり ― 種いもを眠らせる場所

 

まずは、苗を育てるための 苗床(なえどこ) を準備します。

苗床は苗のゆりかごのような存在で、芽がしっかり伸びていく環境を整えることが目的です。

  • 土は水はけが良く、養分のバランスが取れたものを使用

  • 気温は20〜30℃を目安に保ち、発芽を促進

  • 地域や天候によっては、黒マルチやビニールトンネルを使い、地温を上げる工夫をする

 

この段階をおろそかにすると、芽が均一に出ず、良い苗が確保できません。

農家は毎年の気候の違いに合わせて微調整を行っています。


🌱 芽の生長管理 ― 光と水のバランス

 

種いもを苗床に伏せ込んでしばらくすると、芽が出てきます。

この芽をどのように育てるかが勝負どころです。

  • 日光:十分に浴びせて、葉を濃い緑色に育てる

  • 水分:乾燥させすぎず、しかし過湿を避けて病気を防ぐ

  • 間引き:芽が混み合うと風通しが悪くなるため、適度に間引きを行う

 

芽がヒョロヒョロに伸びすぎてしまうのは失敗のサイン。

節の間が短く、茎が太く、葉が元気な芽こそが「良い苗」とされます。


✂️ 苗の切り取り ― タイミングを見極める技術

 

芽が20〜30cm程度に伸び、葉の色が濃く、茎もしっかりしてきたら、いよいよ苗の切り取りです。

  • 切るのは朝の涼しい時間帯に行い、苗の鮮度を保つ

  • 傷つけないように丁寧に扱い、しおれを防ぐ

  • 葉の状態や病気の有無を見極めながら選別

 

農家は、この「切り取りのタイミング」を毎日の観察から判断します。

早すぎても遅すぎても苗の質が落ちてしまうため、ここに長年の経験が生かされます。


✅ まとめ

 

苗作りは、さつまいも栽培の土台そのものです。

  • 苗床での環境管理

  • 芽の生長を支える日々の観察

  • タイミングを見極めた切り取り

 

これらを積み重ねて育てられた苗は、その後の植え付けから収穫までを力強く支えてくれます。

言い換えれば、秋の美味しいさつまいもは、春の苗作りにすでに約束されているのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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