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成田農園のよもやま話~第20回~

皆さんこんにちは!

 

千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家の

成田農産合同会社、更新担当の富山です。

 

 

 

 

害虫対策

〜さつまいもを守る見えない戦い〜


さつまいもの畑には、太陽と風、そして虫たちが集まります。
その中には、作物にとっての“敵”も少なくありません。
見た目は小さくても、彼らの力は侮れない――。
害虫対策は、農家が日々気を配る大切な仕事です。


主な害虫たち

 

① ヨトウムシ

夜に活動するため、昼間は土の中や葉の陰に隠れています。
気づいたときには葉が食べ尽くされていることも。
こまめに観察して、食害の跡を見つけたらすぐに対応します。

② コガネムシ(幼虫)

白く太い幼虫が、地中で根を食い荒らします。
せっかく太り始めたさつまいもの芋を食べてしまうため、被害は深刻。
掘ってみたら中がスカスカ…なんてこともあります。

③ ネコブセンチュウ

肉眼では見えないほど小さな線虫(ミミズのような虫)。
根にコブをつくり、養分の吸収を妨げます。
感染すると収量だけでなく品質にも大きな影響を及ぼします。


農薬だけに頼らない防除

 

現代の農業では、「ただ薬をまく」だけではなく、自然とのバランスを大切にしています。

  • 輪作(りんさく)
     同じ畑に同じ作物を植え続けると、害虫が増えやすくなります。
     数年ごとに作物を変えることで、虫の繁殖を防ぎます。

  • 天敵の利用
     益虫(アシナガバチ、テントウムシなど)が害虫を食べてくれることもあります。
     自然の力を活かして、畑全体のバランスを取るのです。

  • 畝の乾燥管理
     湿りすぎた土は虫の住処になります。
     風通しと排水を良くして、害虫が棲みにくい環境をつくります。


☀️ 観察と気づきが最大の防御

 

どんなに優れた資材を使っても、最後は“人の目”がすべてです。
毎日の見回りで、葉の色・形・食われ方を確認。
異変に気づいた瞬間が、害虫防除のスタートです。

畑を歩きながら、
「今日はヨトウムシが増えてきたな」
「この株の根元、少し違うな」――
そうした小さな発見の積み重ねが、被害を最小限に抑える秘訣です。


守ることが、美味しさをつくる

 

害虫対策は、見えない努力の連続です。
その一つひとつが、甘くて美しいさつまいもを育てるための“守りの技術”。

収穫時に傷のない綺麗な芋を見るとき――
「やってきてよかった」と思える瞬間があります。


【まとめ】

 

雑草も、害虫も、自然の一部。
完全に排除するのではなく、共存の中でコントロールする知恵が求められます。

農家の目は、毎日畑を見つめ、空と風と虫の動きを読む。
その積み重ねが、さつまいもの命を育て、味を守っているのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

千葉県成田市でさつまいもやお米を生産している農家です。

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